23年誕生月
初代ごろう公がなくなって今年で六年目。命日が私の誕生日であったことから、あれ以来命日&誕生日前後が丁度チベット暦の精進月(サカダワ)なこともあって一ヶ月菜食にすることが恒例となっている。外食では菜食は難しいため、誕生日にステーキとか焼肉とかごちそうを食べなくなった。
しかし、今年はYさんにおしえてもらった台湾素菜(精進料理)のレストラン蓮月庭がヒットだったので現時点で2回いった。
6月2日
うちの庭にいろいろな花を植えて下さっているご近所のIさんが、私と誕生日が数日違いなので、ちょっとしたプレゼントをお持ちした。そのままI家の前で立ち話をしていると丁度夏祭りの子供みこしがやってきた。
Iさんが「主人が朝からこれにかかりっきりなのよ」とおっしゃるので見ると、御神輿をIさんのご主人が先導している。奥様と一緒にご主人に手を振ったら、ご主人、満面の笑みで手を振りかえしてくださった。なんかとても幸せな瞬間だった。
御神輿にはIさんのお知り合いの五丁目の某おくさまがついてきていて、Iさんに「お嫁さんですか? いいわねえ、若い人と仲が良くて」と言われたので「はいI家の嫁です! 」と爽やかにウソをつく(しかしすぐ、Iさんが「Wの教授よ~」とバラしてしまった)。
6月3日
翌日、ふたたびIさんのおうちの前にいたら向かいのSさんがでてきて、「あなたもうすぐ誕生日だったでしょ」とお庭に咲いているさまざまな種類のアジサイで花束を作って下さった。ありがとうございます。
6月6日(命日と誕生日)
そして翌誕生日当日、朝ケータイチェックすると大阪の従姉妹からハピバメールがついている。この従姉妹は本当に心やさしい人で母の命日や私の誕生日を覚えていてメールをくれる(私は覚えてないのに。スイマセン。)。そのあと、初代ごろう公の命日ということで、Tくんから日比谷花壇の花束がとどく。御礼がてら彼の近況を電話で聞くがなかなか疾風怒濤で自分の平穏さが際立つ。いただいたお花は初代が眠るお庭のお墓にお供えする。
直後、Iさんが某ブランドのスカーフとおせんべいをもってきて下さった。私のもっていったちゃちいプレゼントに比べて高価なので恐縮する。
昼はご近所のMさんが隣駅のランチに誘ってくださり、私は肉をよけよけありがたくランチをいただく(よけた肉は庭の烏へ供養)。Mさんは所属しているロータリークラブで拙著『物語チベットの歴史』を配りまくって下さっており、あたかも推しのCDを布教のために買い込むAKBファンのよう。本当に恐縮してしまう。
夕方、大学からかえると不在配達票がはいっており、それはあくび母さんからのワイン(Bread & Butter シャルドネ、アナベラ)、インコまもり&猫まもりであった。いつもありがとうございます。あくび母さんは我が家の鳥の守護神です。
夕方遅く、再びピンポンがなり、そこにはダンちゃんのママが。お庭に咲いているバラやアジサイの花であしらえたブーケをプレゼントしてくださった。メッセージもついている。
ここまできて、涙で前が見えません。ご近所が優しすぎてヤバイ。善行をしなければいけない期間に善行をされている。来世に払い戻しを迫られないかびびる。
数日後、大阪のLさんからしゃれた小包が届く。開けると民芸のおくむらの小鳥の小皿。LさんはUTAI (https://www.u-ta-i.com)というアンティーク素材などを用いた手作り絹蝶ネクタイのブランドを運営されている方で、センスのない私にはほんともったいない感じ。
インコお守りはセキセイ版はミサヲ嬢のかご、白オカメ版は花姫のカゴ、ごろう公には金剛いんこまもりをさげる。彼らをお守りください。
みなさん、本当にありがとうございました。ご近所のみなさまと世界中のオカメインコとその飼い主に栄光あれ。
6月12日
M家でびあパーティが開かれる。といってもビールではない。枇杷である。M家は昭和なお屋敷で広いお庭に大きな枇杷の木があり、たわわに実ると、近所のカラスが大挙して枇杷の木に群れて、カーッカーッ、ウゲゲゲ、と争って食べ、その様はあたかも中世の化野念仏寺。
そうなる前に枇杷の実をある程度収穫して、みなに分けるのであるが、ついでにもちよりパーティを毎年しているのだそう。
私は今回初参加であったが、それぞれが一品ずつもちより、スキルのある人はその場でデザートやカプリチョーザを作る。 私はあくび母さんのワインととうもろこし三本をもっていく。いける口の方がおおく、みなさん美味しいといってくださって嬉しい。
Mさん「センセ玄弥のつくったチョコケーキです」
鬼の肉か何かと思ったら鬼滅の玄弥ファンの作ったケーキ(笑)。
オカメインコの白さん、黒さんが頭と肩に、参加者のワンコたちが、野菜やピザをくれくれと足下にまつわりつく中、パーティはすすむ。楽しかった。いただいた枇杷はシロップにして炭酸でわって飲む予定。