新しい体で春を迎える

四月一日はイースター、復活祭である。
キリストは磔にあってなくなったのち三日たって復活し「神」となった。この日をキリスト教会は春分の日の後の満月後の、最初の日曜日に設定する。そこで、2018年のイースターは四月朔日である。
クリスマスがキリストの生まれた日だとすると、復活祭は神として再臨した日である。

三月はライオンのようにやってきて子羊のようにさっていく。四旬節の潔斎期間をへて復活祭を迎えると、欧米人は春がきたことを実感する。

春がきてごろう様はいっそう元気となり、小柄ながらもよく食べて飛び、羽はクロスして、立つ時も股下に空間ができ、猛禽類のようなフトモモも愛らしく、「ガンダム大地にたつ」といった風情である。ほれぼれする。

先代は一羽で幼少期をすごしたことが悪かったのか、最初の一年は小食でフンチもかたまらず、見ているこちらは不安で不安で仕方なかった。初代が羽をクロスさせこんな風にしゃきっとたつようになったのは本当に何年もたってからである。

先代はなくなる直前、飛んだ後、激しい動悸がしていたが、二代目はぶんぶんとびまわって着地してもも息一つあがらない。一週間前の木曜日くしゃみをしたので病院につれていったが、午後にはもうなおっていた。

彼は新しい体になって本当に元気。まさに「復活」である。

チベット人から一言。「死は古くなった着物をすてて新しいものに着替えること」

神から一言。「私を信じるものは、死んでも生きる。生きているものは決して死ぬこはとない」(ヨハネ:11)。