バレンタインの「ハートの縛り」

 

安否情報: 2021年2月13日23時08分に東北地方を震源地とする最大震度6強の地震が起きましたが、我が家のお鳥様たちはみな無事でした。猫もです。

さて本題に。現在自宅建て替え中のため仮住まい中。仮住まいではお鳥様たちと同じ部屋に寝ているため、前にはない習慣が私とごろう様との間に生まれた。

薄明るくなってくると、静かな部屋に「ごろうちゃんおいで」という人語がひびく。
 私が「ごろうちやん、おいで」と返すと、今度は「ぴょっぴょぴょ、ぴょっぴょぴょ」と和音階で口笛をまねるので、同じ音階で私がかえすと、今度は微妙に編曲してまた口笛、それを私がまた返すということを繰り返すうちに、カゴからだせコールがはじまる。

そこでカゴからだすと、ごはんも食べずに、布団にもどった私の心臓の真上にのり二度寝をするのである(おでこの場合もある)。安心しきって眠っている姿を間近でみられるこの一時間が毎朝とても幸せである。
 
 そこでバレンタインである。この二つのハートのうちボロッボロの方は昨年私が彼にあげたもの。彼がカゴの外でごはんをたべる時の台になっているため一年でこうなった。キレイなのが今年のバージョンのハートチョコである。きっと来年には同じようにボロボロになっているのだろう。


 こうしてごろう様は寝ている時も起きている時も私の心臓の上にいる。私の期待では私の心臓に近いところにいつもおいてくことによって「できるだけ長く側にいてくれ」とのおまじないである(笑)。

大阪のあくび母さんたのインコ戦隊(久遠ちゃん、あくびちゃん、ちいちゃん、うりちゃん)から素敵なチョコを戴きました。ごろう様、ことのほかお喜びです。

●花姫の初卵(ういらん)

 2017年生まれの若いごろう様と花姫は最近春モードまっさかり。そのせいか二月の五日、花は初卵を産んでしまった(しかも血まみれ・・・)。いや驚いたのなんのって。先代のごろう様が男の子で長生きしたこともあってオカメインコの卵を見たのはこれがはじめてであった。

 鳥の女の子は婦人系のトラブルで命を落とすことが多い。卵を産みすぎて消耗死とか(♂がいなくても産む子は産む)、卵つまりとか、鳥飼いさんなら一度は経験したことがあるはずである。

 兄弟で仲悪いし、花は足に障害があるから、卵は産まないだろうと高をくくっていたら、初オカメ卵である。無精卵だとは思うが、万一有精卵だったらこの中にはお世継ぎがはいっていることになる。どうしよう。とぐるぐるしているうちに、「なになに〜」と興味をもってとんできたごろう様が箱をひっくりかえして卵は割れてしまった。たぶんうまく着地できていたらあっためていたと思う。

 覆水盆に返らずで卵はあきらめ、とにかく次の卵を作らせないことが肝腎。Yさんのアドバイスに従って花姫のカゴの中にいやがりそうなおもちゃをいれるが、動じない。カゴをごろう様とはなすが動じない。しかし、シードをペレットにかえたら、これはきいた。

 花姫「こんな練り物食べられるか。シードをだせ、シードを」とお腹がすいてもペレットを食べないため、空腹で発情がおさまったのである(どうしようもなく空腹になるといやいやペレットも食べる 笑)。

 いま14日時点で次の卵はうまれていないのでうまくいけばこのままおさまってくれるだろう。どんな対策をとっても[産む子は産む]。と恐ろしいことをひまわり会のラインで聞いたので、花がその一徹な鳥でないことを祈る。

 バレンタインは小鳥が愛を語り合うことから始まったと云うが、我が家では発情を抑止するための努力の週間となってもうた。本末転倒。

●マットメリット著『世界の鳥』青幻社

  さてお鳥様好きにはたまらない御本を御紹介。マット・メリットの『世界の鳥』です。いつも私のツボをついたプレゼントをしてくださるRさんから御恵送戴いたことによって知った。

 お鳥様の紹介がされているだけではなく、一ページ一ページ自分でその鳥の形を切り抜けるようになっていて、最後は本に鳥が止まっているような形に仕上が仕様になっていて凝った作り。楽しみに切り抜いているので全部切り抜きおわった形はこちらの解説図でごらんください。


 希少種の美しい鳥をあつめていて、インコは瑠璃金剛インコ、黄金メキシコインコ、頭黒インコ、尾黒ウロコインコが切り抜けます。そういえばオウムははいっとらんな。子供向けかと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、解説は大人向けです。

 とにかく楽しく美しい大人の絵本なので、鳥好きの方、是非チェツクしてください。