21年いいインコの日

11月15日は巷では七五三、インコ好きの間では語呂合わせで「いいインコの日」として知られている。が、我が家では1997年の同日に初代ごろう様をお迎えした記念日として祝われている。

本日のごろう公と花姫

そこで我が家のインコたちの近況をご報告。

新しい家の小鳥部屋は東と南に窓を大きくとったので、晴れた日は日差しが差し込んで暖かく、夜もパネルヒーターでぬくぬく。私の部屋と鳥部屋は扉一枚隔てただけでつながっているので、夜中に地震がきても飛び起きて扉一枚あければ鳥の部屋に電気をつけることができて、パニックの防止に役立っている。

初代が最初の五年間、病気がちで飼い主をゲキウツにさせたこととは対照的に、2017年にお迎えした二代目ごろう公と妹の花姫はここにいたるまで病気一つもしない。実に親孝行である。

真ん中の黄色い小鳥は私が足した

2011年の震災の時は初代のごろう様をキャリーにいれて一時間机の下にもぐっていたけど、10月7日の22時41分に関東でその時と同じ震度5弱の地震がおきたのだが、前よりも揺れ方がぜんぜんましだし、お鳥様もパニックをおこすこともなく、新しい家の威力を感じた。本棚の本も落ちなかった。

茶トラ猫るりはと言えば、新しい家にきてからは、時々訪れる謎の不調もおさまって安心していたが、今だからいえますが、九月から十月にかけてるりが絶不調でした。食欲がおち、一番ひどい時には一日四回胃液をはき、ねここたつからでてこず、ガンか何かでもうダメかと思った。子供の頃から御世話になっている獣医さんには「理由は不明。それに、この子は治療を全身で拒否する子なので、投薬ができません」と引導を渡される始末。しかし、突然はじまった謎の不調は、同じく突然回復し、今は元気にニャーニャー「かまえ〜、かまえ〜」とまとわりついてくる。
 今現在我が家の屋根の下にいる生き物はしたがって、みな元気である。

荷物の上で瞑想する猫。


 今年の三大復活劇は8月のセキセイのミサヲ様のごふ例からの復活と、この10月の茶トラるりの復活に加え、最後の一つは、寒さにあたって丸坊主になったハイビスカスの復活である。

 仮住まいは電気配線がおかしくて鳥部屋と一階のリビングのヒーターを両方つけるとブレーカーがおちる。そこで、一階においていた南国の花ハイビスカスは寒さにあたり、すべての葉が落ちてしまった。

 もうだめだろうと思いつつも、その丸坊主になったハイビスカスを新しい家に運び、枝をきりつめて、毎日水をやり続けた。しかし、七月になっても八月になっても葉がでてくる気配がない。やはりダメかと思った八月の末、小さな緑の芽がでているのを発見した時は嬉しかった(もう一鉢の方はだめだった・・・)。

すぐに花屋さんにいって肥料を挙げた方がいいかどうかきくと、「あなただってずっと寝込んでいていきなりご馳走食べろといわれても無理でしょう?。今年は見守るしかないです。花は諦めてください」と言われたが、今現在蕾みがついてるんだこれが。

 鳥も猫も生きている限りいつかは別れの日がくる。でも、できればその日はできるだけ遠くあってほしい。二代目も初代同様長生きして私の側にできるだけ長くいて欲しい、そう思ったいいインコの日なのであったった。