桜咲けども猫不調
3月16日
11:34分、二度にわたる大地震。最初の地震でごろうさまたちがパニックをおこしたため、鳥部屋にとびこんで電気をつけてなだめ、ついでにトイレにいこうとしたらさらに大きく長い揺れがきた。あわてて鳥部屋に戻ると、二階なので結構なゆれで、電気がついているのに鳥たちはパニックを起こしていた。うちは幸い停電しなかったが、Twitterを開くと各所停電している。
一時間たつとるり(茶トラ)が隠れていた場所からでてきたので、抱っこすると落ち着いた。
彼女は東日本大震災を経験しており、その時は彼女の上に大判の大清会典が十数冊雨のようにふってきたので、その時に比べたら今回の地震はぬるい。新築一階で大してゆれなかったし。ちなみに震災の時るりは、半日どこかにこもってでてこなかった。お鳥様にも猫にも怪我が無くてよかった。
3月18日
震災の時も去年の一月の地震でも研究室の本がある程度くずれたので、卒業式前に片付けなければと研究室にいく。昨年の地震の際には床につんだ本が崩れていて本を踏みながら部屋に入ったが、今回は奇跡的に何もくずれず、落ちてもいなかった。
地震の影響で火力発電所がとまっており、夜9時から10時まで大規模停電の恐れがあるとして節電のよびかけがあった。
新築にする時、太陽光パネルを屋根の上におくかどうか迷ったが、パネルのバッテリーがいずれ分解しようのない使用済み燃料棒なみのゴミになると聞き、パネルをおかなかった。なので、停電したら鳥の暖房がとまる。そこで、石油ストーブをかったが、思えば石油買ってない。停電時間が短いことを祈る。
3月19日
法定健診の結果がくる。血液検査の結果に再検査が必要とでてて、びびる。しかし、健診日のことを思い出して気を取り直した。
あの日、私は13:00に検診の会場となっている東京駅近くのビルに入った。午前中はギリの時間に肩のリハビリがはいっていたため、私の頭は「いつ昼ご飯を食べるか」で一杯だった。ローソンでおにぎりかって検診の会場となっているビルのロビーでおにぎり超速で食べてから受付に行く。
受付の人「食事してから最低×時間あけましたよね」
私「え、胃カメラとか頼んでないんですが。そんなこと事前告知に書いてありましたっけ。たった今昼ご飯食べました」
受付の人が紙を裏返すと確かに、そう書いてあった。オモテしか読んでねえ。
受付の人「でしたら今日の血液の値などは暫定値となります。」
私(心の声)「ドーピング女ワリエワ扱い」
というわけなので、大丈夫だったわ(よく考えたら大丈夫でない)。
3月21日
浅草の玄で、インコ・ライン「ヒマワリ会」のメンバーで南アから一時帰国中のケイコさんを囲んでの焼肉パーティ。ケイコさんは旦那様の南アでの勤務が決まった時、愛鳥栗子姫(ルチノーオカメインコ)を置いていくことに耐えられず離婚も考えたそう。しかし、ひまわり会のYasukoさんが栗子姫を預かることを申し出、栗子姫にペットカメラをセットし24時間ケイコさんが愛鳥を確認できるようにしたため、ケイコさんはご主人とともに南アに旅立ったのである。
一時帰国はこれで二回目だが、栗子姫はしばらくぶりにあうケイコさんを憶えていた。よく物忘れをする人を鳥頭とかいうが、あれ失礼である。オカメインコは愛する人を決して忘れない。
うちのごろうちゃんだって死んでも別の体になって戻ってきた。そこいらの恩知らずより余程情が深い。鳥をなめんなよ。
チベット暦正月でリセットしたつもりの私は浅草寺のおみくじをひく。ここのお神籤は元三大師神籤とゆうて、昔ながらの比率で凶が入っていてめったいによい卦がでないので有名である。そりゃあっと引くと、吉。上から二番目。まあまあいい感じである。境内ではお猿さんの大道芸もやっているしマンボウ最終日だし春がきたかんじ満載の浅草であった。
3月26日
台風並みの大風が吹く中で大学の卒業式。コロナで合宿も飲み会もなしの、本当に何もしてあげられなかった世代である。なのに、「先生ありがとうございます」とか挨拶されて、一人一人からプレゼントを手渡されたりすると、さすがにぐっとくるものがある。しかも、そのプレゼントはほぼみなオカメインコ・グッズ。なんていい子たちなんだろう。みんな幸せになってほしい。
3月28日
愛猫るりがまた不調期に入った。頻繁にはき続ける。脱水にならないように気を付けないと。前回秋にこの状態になった時も病院に二回つれていったが血液検査しても年相応と言われ、原因不明。たぶん季節の変わり目に体がついていかないのだろう。今回も自然とおさまってくれるといいのだが。