18年「ヒナ」祭り
2月28日、母はインフルB型に倒れ、あまつさえその夜階段をふみはずして全身打撲となったため(新撰組かよっ)、本来、今年はヒナ祭りどころではなかった。しかし、ごろう様(二代目)と花姫がヒナであるのは今年だけ、文字通りの「ひな祭り」ができるのは今年しかないので、ギリになりましたがヒナ祭りです。
ヒナ鳥と成鳥の違いは、前者は後者に比べ、鶏冠が小さいこと、尾羽が短いこと、腰の羽と尾羽がシマシマなとこが異なるが、ごろう様は、尾羽に関しては、一本だけぬけかわり、新しい尾羽はりりしくのびて、全体のバランスがより初代に近づいてきた。
彼らにとっては初めての春なので最近は、毎日部屋を大旋回して「祭り」を楽しんでいる。
そこで思うのが、二代目ごろうと花姫が初代にくらべて元気であることである。初代のごろう様は何も障害がなかったのに、一才になるまでの間、小食で体調が安定せず、不安に満ちた子育てであった。
どのくらい不安であったかというと、不安すぎて初代は写真がとれなかった。何かあったらそれを見て思い出して胸が痛くなるからである。だから初代が顔が黄色くなる前の写真はたった一枚しかない。
それにひきかえ、二代目のごろう様と花姫は安定感がある。先代にくらべて早くから腰がしゃきっと立っているし、ぶんぶんとびまわっても息一つあがらない。なので何となく安心して去年の九月から彼らの写真をバンバン撮るようになった。
二人が元気なのは、やはり二羽とはいえ「群れ」になっていることからくるのだと思う。そう思うと一羽でひきとってきた先代には本当もうしわけなく思った。
これからも彼らが元気で末永く、春の「祭り」ができますように。