チベット暦元旦と24年バレンタイン
2024年の1月1日は、干支は甲子、一粒万倍日の天赦日でものすごく縁起が良い日であった。私が初詣にいった大円寺では大黒天の法要(甲子に行う)におそらくは今年のお金儲けを期待した人が大量に参加していた。
しかし帰りの電車の中でケータイが告げたのは最悪の天災。
帰宅してつけたテレビは、生放送で「命を守るため逃げて!」とアナウンサーが絶叫している。普段のお正月なら昨年とりだめたバラエティとか教養番組の録画を垂れ流しているだけなのに。一年の計は元旦にあるといえば、令和六年はめっちゃ波乱であろう。ヤダヤダ。
これでわかった。吉日とか迷信だな。
SNSでは能登半島の人たちによるペットの預かりを依頼する投稿や、いなくなった猫や犬を探す投稿があふれている。そういえば東日本大震災の時、我が家の猫るりも一日どこにいったのか出てこなかった。我が家を新築したのもごろうさま(オカメインコ7才)やるりを災害時に路頭に迷わせないためであった。少しでも多くの生き物がこの災難をのりきって新しい人生を始められるよう祈る。
今年は賀状をだしませんでした。すみません。その理由は学生から「そんな文化存在しません」と言われたこと、2006年から利用していた住所管理ソフト(宛名職人)が機能しなくなったことです。なので、改めてチベット暦2151年元旦の2月10日にこちらでご挨拶させていただきます。
あけましておめでとうございます(ロサルタシテレ)
元日はチベット・レストランタシデレで、クラファンで実現したチベット・ビールを開栓。タシテレのスタッフのさとしくんが、知り合いのビール醸造会社の方と一年半かけて開発したクラフトビールで、チベット人の主食ツァンパの風味がでるようにしたそうである。セルケム(お神酒をいみするチベット語)の二文字をきざんだグラスまでセットになっていて、一日50本まで提供できるそうです。
みんなで乾杯したあと、メニューはお正月期間限定のロサルセット。みなさんぜひ、曙橋駅から徒歩5分のチベット・レストラン、タシデレへおこしください。
さて、4日後の2月14日はバレンタイン。我が家の大黒柱である男前ごろう公(2017年生まれノーマルオカメ)に、私と花姫(同ルチノーオカメ)とるりとミサヲ様からチョコをプレゼント。Godivaは毎年恒例一番人気の大箱を選び、昨年のバージョンと並べました。リボンがついている方が今年で、フンチがついているのが去年です(笑)。
ごろう公と花姫は兄妹なので微妙に仲が悪く、私の肩に花姫がとまっていると、ごろう公は後ろから飛び蹴りを食らわして花姫をどかせて私の肩にとまる。しかし、どちらかが別部屋にいくと呼びなきはするし、そこはやはり群れの鳥で信頼関係はある。
ここのところ、ごろう公は、私が座るとすぐとんできて肩にのり、私が寝転ぶとすぐ心臓の上に舞い降りて、寝る準備をはじめる(夜はあぶないのでカゴで寝かせる)。彼がまぶたを閉じると私が多少体を動かしても開かず、安心しきっている。先代のごろう公はもう少し慎重で、熟睡しているようにみえても定期的に目をあけてこちらをみて、目があうと安心してまた目を閉じていた。この前こうやっている時に震度4の地震がきたが、新しい家はあまりきしまないので、ごろう公は私が動いたのだと思って気にしなかった。大枚はたいて家を建て替えた意味はあった! 猫も鳥もビビリ度が下がっている。
高齢のセキセイ、ミサヲさま(2013年成鳥でお迎え。)もおかげ様で元気。この子は親孝行が鳥の形をしていて、体調不良で死にかけても私が泣いてすがると、あの世から戻ってくるのである。
今年15才になるるり(茶トラ猫2009年生まれ)は親不幸が猫の形をとっている。これまでなんども不調で十日から二週間の間食事をしなくなり、「ナー(つらい~)、ニー(苦しい~)、ホニュー(なんとかしろ)、」と訴え続け、こんどこそだめかと私を泣かせてきた。今回も2月18日夜半に大ゲロ吐いてから大不調期に入り、形見分けを考え、遺影までとったけど、奇跡の復活をした。遺伝性の小細胞性リンパ腫の家系らしいので、なにかあると胃腸が閉塞するのかも。
完全に治癒したら3月に闘病記あげます。
何はともあれ全員揃って今年も新年を迎えることができてめでたい。みなさまのお鳥様たちもご家族も健やかであらんことを祈念しています。