花姫のひな祭り “23
二年前の三月四日に書類上、新居の引き渡しがあったので、我が家も三年目に入った。実は書庫の整理はまったくおわってなくて、本は書架にとりあえず横倒しでつんだまま、しかしそれでは清実録とかが使いにくいので、使ってない部屋は実録が何十冊も床においてあるという、道半ばでの行き倒れ状態。
しかし、書庫とクローゼットと納戸以外は人様にみせられるほどに片付けたので人をお呼びすることができるようになった。弊社比較では社会性がました気がする。
シンボルツリーの蜂須賀桜は日当たりが悪いせいか今年も写真の通りの有様であるが、初年度にきたYさんによると随分大きくなったとのこと。毎日見ているから同じにみえるのか、それとも大きくなったのか。
インコ神棚は花姫の安寧を祈ってヒナ祭のしつらえにした。ヒナ祭ケーキに京都の老舗小松こんぶをお供えした。
花姫がわたしの幸せを考えろといつも怒っているのは知っているが、そのためには外からイケオカメンズをお迎えしなければいけない。わがままなごろう公がそのイケオカメにどのような怒りを向けるかと思うとなかなかねー。
しかし、今年6月イケオカメのぽにら様とウロコインコのすずりちゃんが10日ほど留学予定なのでごろう公がどう反応するかだな。
ごろう公はオカメおひな様に最初ひき気味であったが、カメラをむけるとずいずいやってきた。
花姫は最初から「これは私のお祭りよ」とばかりに、よりよりの写真をとらせてくれた。
春である。去年インフラ攻撃をうけたウクライナは外相が「地獄の冬になるだろう」と言っていたが、春がきて同じ外相が昨日「冬をのりきった」というツイートをした。相変わらず先の読めない世界情勢だけど、ささやかな希望を感じさせた。
春が世界中に文字通りきてくれますように。