命日&バースデー20
2017年6月6日、19年一緒にくらした愛鳥ごろう様が急逝した。私の誕生日だった。以来この日は生と死について考えるメンタルが不安定な日である(笑)。
今年の6月6日はくしくもチベットの聖なる月の中でももっとも聖なる満月の日だった。この日に行う善行はン万倍になるので、とりあえず朝一で野鳥の会にオンライン寄付。
そして、先代がなくなった時間11:45分に黙祷。どこに生まれ変わっていても幸せでいてほしい。たぶん今肩にいる当代のごろう様が生まれ変わりだけど、彼は、ニコニコするだけで、そうともチガウともいってくれない。
あくび母さまからワインをご恵送いただいたので、昼はワインにあうベジパスタをつくる (サカダワの期間は殺生をしないため肉魚をさける)。写真のブーケは、先代のお供えにとT君から送られてきたもの。お祝いとお悔やみが交錯する形容しがたい日である。
当日、午後、頼んでおいたバースデーケーキをとりにいく。女子力皆無なので毎年ケーキは既製品であるが、ごろう様の絵を書いて戴いてできるだけオリジナル感をだしている。
しかし、いつかは自分の手で作りたい。なので今年はその一歩としてマジパンでごろうさまをつくって、既製品のケーキにのせる計画をたてた。
マジパンとはアーモンドプードルと粉砂糖と水飴を適度にまぜたものを整形して食紅でいろをつけた細工菓子である。「粘土細工みたいなもんだろう」と甘く考えていたらそんなもんでなかった。配合がうまくいかず柔らかすぎて整形できない。そこで、検索してみると「当日ぶっつけにつくるなんてありえない。二週間前から試作品をつくり、完成品は三日間は乾燥させろ」とか書いてある。
この検索をしたのが前日で、材料も全部つかってしまったので、こりゃだめかと諦めかけていたら、何と全部まぜたものが富沢商店においてあった! みんな自力で配合はやめてこれを使おうぜ。
こうして何とかできあがったマジパンごろう様ケーキ(土台はプロ作成)がこちらでございます。
真ん中にあったバースデーサインを後ろにまわし、ごろう様が鎮座 (花姫のマジパンもあったのだが、二つのせる隙間がなかったw)。かあいいでしょう? え? ヘタクソ? そう見えるあなたは心が汚れてます。
せっかくケーキをつくった?のだからお披露目をしなければいけない。そこで一ヶ月前に誕生日であった研究者のK先生に「コロナで何もお祝いできなかっただろうから合同でお祝いしよう」と腹黒く誘いだし、院生Wくんならギリがあるのでくるだろうと声をかける(爆笑)。
肉と魚が食べられないサカダワ期間なので、やはり会場は都内唯一のチベット・レストラン、タシデレである。オールベジのプレートをだしていただく。
Wくんは気を遣って、インコラーメンとインコもなかとお花をプレゼントしてくれた。Kさんはパースデー風船。おどろいたのが、三日たった今日も風船は元気に泳いでいる。昔のいわゆる風船は翌日へたっていたのに。
タシデレは、昼間は客足は戻ったものの、夜はまだまだとのこと。実際この夜も私たち以外お客さんはおらず、経営が不安。ケーキを出していただく時はハッピバースデーのテーマを流してくださる気遣いの店なのに。
タシデレさん、コロナに負けずに頑張ってほしい。
あくび母さんのプレゼントにはマスク一箱もついており、従姉妹からもインコマスクとマスクケースをいただいた。プレゼントにもご時世が感でる。マスクはもともと家に一箱あり、手作りのマスクをいただいたこともあり、実は私は一回もマスクかってない。このたびこうしてさらにマスクも頂戴したので、当分オッケーである。
ありがとうございした。
いつかははごろう様・花姫二羽がのったケーキを土台から手作りしてみたい。およそ女子らしいことに全く興味のない自分であったが愛鳥たちのためにはやってみたいと思うのが、オカメインコの力であろう。ごろう様、花姫すえながく、元気で私の側にいてほしい(写真は本日のごろうと花)。