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酉年バレンタイン2017


 今年は酉年。12年に1回酉がスターダムにのし上がる年です。しかし、よく考えたらここ数年のお鳥様ブームのおかげで、鳥はいまやコンパニオンアニマルの一角を押しも押されぬ勢力で占めております。

 ごろう様を我が家のお迎えした時には、鳥グッズ、ましてやオカメインコグッズなんてほとんど見当たらなかったのに、いまやエキナカの定番プレミイ・コロミイで年がら年中鳥グッズが買えるし、いたるところで小鳥万博やら小鳥カフェやらが開催されていて、時代の風は確実に鳥に向かって吹いています。ごろう様のかわいらしさが分かる人は20年前より確実に今の方が数が多いし、オカメインコのかわいいさが世界に広まりますように。

 ごろう様の近況です。

 お子様の頃は換羽をまったくせず、五歳くらいになった時、突然翼の羽が五枚どどどっとぬけて、今までは換羽を行う体力がなかったのかと思い至る。しかし突然こんなにぬけたら野生では飛べなくなって死んでしまうのではないかと心配であったが、その後はまあまあ常識的な範囲内で換羽を行っていた。しかし、ここ数年怖いことに気づく。昔は一番長い尾羽は抜けてから元の長さに戻るまで一か月だったのだが、最近は一週間余分にかかる・・・。

 それに換羽の際にうつっぽくなって、明らかに元気がなくなる。そこで最近は換羽がはじまると高栄養のフォーミュラをごはんにふりかけて応援している。

 今年も年の初めから換羽が始まった。規模がわりと大きいので、はらはらしながら落ちた羽を数えていたが、ある日筆毛が一本、右の翼から飛び出した。むろん正しく生えればこのようにつきでることはない。筆毛のサヤが割れれば元に戻るだろうと見守っていた一月二十九日。ごろう様は突然この筆毛を気にしはじめて筆毛が視界に入ると、その反対に逃げようとして飛んで、着地してまだそこに筆毛があるとまた飛ぶ。自分の体についているのだから、逃げ切ることはできない。筆毛は少しでも傷つくと血がとまらなくなり、止血するためにはその羽をぬくしかない。明日お医者さんで抜いてもらおうと思ったが、パニックは収まらない。

 仕方ないので「そっと先の方だけ切れば大丈夫だろう」とはさみで筆毛の先をきったら・・・流血ピュー。

ひぃぃぃぃぃぃぃ!

 ごろう様のパニックは十段階でいうところの十となり、びゅんびゅん飛び回るのでそこいら中に血が飛び散る。

 まずい。こんなに飛び回ったら心臓にも悪いし失血もする。何もない時に羽をぬく勇気はでないが、この状況では羽をぬくしかない。観念して彼を固定し、流血する羽をぬく。すると面白いくらいすぐに出血は止まった。

 もし彼が野生だったらどうなっていたのか想像するのも怖い。こうなるまえに自分で抜いてくれよ! お願いだよ!

 しかし、おかげ様で二月の中旬には羽も生えそろい、元気になりました。

 去年まろん姫が虹の橋にいってしまったものの、まろん姫のお母様からピエール・マルコリーニをご恵送いただきました。まろん姫の美しさは永遠です。

 そしてあくび母さんちの上記のアマゾネス軍団からは、出雲大社の宿弥餅本舗から、災いを祓う「まがたま」チョコ。ごろう様の前途の厄がすべてなくなりますように。

 そしてこの過保護な母からは、ブノワ・ニアンのカカオセレクション、ミッシェル・ショーダンのカルト・ア・ジュエ、見ての通りトランプですね(爆笑)。キングとクイーンとビショップがならんどります。そしてレピドールのマロングラッセ。オフランスづくしにしたわけではありません。この三つは箱の色がごろう様の好む鮮やかな黄色か金色なのです。それが評価基準です。

 あくび母さんは愛猫るり(柄が悪いけど一応女の子)のためにキティちゃんのヒナ祭り飾りとヒナ祭りタペストリーを送って下さった。しかし、生まれた頃からカメラ目線のできるごろう様とは異なり、ルリはうさんくさい顔をしてセットによりつかない。そこで一計を案じてダンボール箱をおくと、習性で中に入ったので、その隙におヒナ様をおいて撮影した。もちろんカメラ目線なんて無理でーす。なんなんでしょうね、この猫は。

 まろん姫の母さま、あくび母さまありがとうございました。ホワイトデーにはごろう様から愛に満ちたプレゼントがありますよ〜

 世界中のお鳥様たちが酉年も酉年以外も健康で幸せでありますように。


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