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ご降誕祭 2015
(附:ツバサ里親システムの紹介)


2015ごろうちゃん降臨祭


★ ごろう様近況 ★ 

11月15日はごろう様を我が家にお迎えした記念日。生後一ヶ月くらいのヒナヒナで彼は我が家にやってきて、ものすごく虚弱なヒナ時代をへて、五歳くらいの時に大病してからは、病気らしい病気一つしてません。

 毎日規則正しく朝八時にカゴの外にでて、食べて、寝て、遊んで、食べて、寝て、遊んで、います。彼が規則正しい生活を送るのに比例して人間の情緒も安定します。

 今回はあの『ナショナル・ジオグラフィック』風にごろう様をフィーチャリングしてみました。18881年創刊の地理・人類学・自然・サイエンス・歴史・文化の高級紙で、黄色い枠のついた表紙が特徴です。親戚のお子さんとの入学祝いにこのナショジオを二年契約で贈ると喜ばれますよ。思えば、この雑誌、ワクを赤くしたら日本の科学雑誌Newtonそっくり。×クリでしょうか。

 「ナショジオがオカメインコ」を特集したら、みたいなノリで作ってみました。


★ ニューフェース、ハツカちゃん ★

 今年、我が家では神様に一つの命をお返しし、一つの命を預かりました。お返しした命は今年の1月30日に他界された、セキセイインコの次郎くんです。彼の冥福を祈るため、また、ごろう様が寂しがるので、TSUBASAで保護された鳥たちの中から、お迎えをすることになにりました。こうしてお預かりした命がセキセイインコのハツカちゃんです。
 
 飼い主さんが突然死したり高齢化したりしてお世話できなくなったり、あるいは蒸発したりして引き取り手がなくなったお鳥様を保護している施設がツバサ(TSUBASA)です。一月に1回里親会をやって、お鳥様と里親のマッチングを行っています。我々は2月22日に初参加しました。以下、ハツカちゃんをお引き取りするまでの流れです。

2月22日 ツバサが一月に一度行う里親会(MTB)に参加する。大体月末の日曜日で東武東上線の柳瀬川駅から車で10分の距離である。初めての人は講習を受けて、ツバサの理念を学ぶことが義務づけられている。その講習には、かつてツバサさんからお鳥様をひきとった人がゲストで呼ばれて話をする。

 ツバサの里親システムのモットーは「鳥が人を選ぶ」。何度も通ってきて、その鳥が「この人ならいい」という人にツバサさんはお鳥様を託す。その日ゲストで呼ばれていたAさんの話はこんなものであった。「ツバサに保護されたキバタンのももちゃんは、スタッフにも鳥にも誰にもなつかない怖い鳥であった。しかし、このAさんがきた時だけは大喜びで、Aさんはすでに別のお鳥様がいたのだけれど、どうしてもももちゃんを引き取りたくなって、お迎えを決意した。ももちゃんはもちろんAさんにべたべたで、今は他の鳥にもやさくなったのだという」。
 Aさんは男性なのに長い弁髪を背中にたらす奇抜なヘアスタイルであったが、ももちゃんにとっては「運命の人」らしい。ここまでももちゃんが懐くのだから、きっとよい方なのだろう。
このあと2階にあがって、ツバサさんが今公開しているお鳥様を拝見する。本当はお鳥様が私たちを選ぶのだが、こんなこといっていいかどうかわからんが、我が家はすでにごろう様という牢名主がいるので、牢名主様が焼き餅をおやきにならない、別種類のより小さい、あまりなついていない鳥が我々の希望であった。その条件にあうのが、ハツカちゃんだった。

はつかちゃん151108

3月1日 ツバサさんとの個人面談の日。ツバサさんによると、ハツカちゃんは2013年の8月に千葉県の夜逃げした人が置き去りにしていった大量の小鳥たちの一羽である。そのため、保護した時点で鼻のロウマクが欠けており、肝臓の数値が悪く、2014年の1月の血液検査では36以下でなければいけない肝臓の値が2500で、即治療が始まったとのこと。この前は65迄下がったので一応治りつつあるという。肝臓がなぜ悪くなかったのかは、子供の頃の粟玉による栄養不足→甲状腺が未発達→肝臓がやられるみたいなことがあるらしいが、詳しい病因は分からないので対処療法を施しているとのこと。また、体重が保護した時点で肥満体だったので、一日3gのごはんを三回にわけてださねばならなという。

 「そのような病鳥でいいですか。大変ですよ」と何度も念を押された。

 次郎ちゃんにできなかったことを、ハツカちゃんできるのだから、全然問題なし。ハツカちゃんは神経質でなく、あまりものを気にしない性格なところもいい。ごはんをあげる人の手にだけはいやいやのる(笑)。

3月18日 水曜日はツバサに獣医さんがくる日なので、ハツカちゃんの病状、投薬状況などをうかがいにいく。薬の内容をうかがって、近所の獣医師さんで出していただけるかどうか確認する。ハツカちゃんの名前の由来は、二〇世紀なしみたいな色だからだという。

5月10日 ツバサさんからハツカが我が家へお輿入れする。15:15分家に到着。環境をなるべく変えないように、カゴはそのままで (カゴは里子契約が成立した後にお返しすることとなる)。当座のごはんやおやつなども持たせていただく。これから二週間毎日ツバサさんにレポートを送って、ハツカちゃんが我が家を拒否しないかどうかを確認してから、最終的に譲渡契約が発効する。
 カゴを包んでいた風呂敷を開けたとたんに、ハツカちゃんはガツガツとごはんをたべはじめた。環境の変化はまったく気にならないようでゴハンがあればいいようだ。さすが肥満でダイエットを義務づけられただけはある。

 こうして、ハツカちゃんは我が家の家族になりました。ごろう様も操ちゃんも次郎くんがいなくなってから寂しそうだったのが、ハツカちゃんが来たことで、若干賑やかになって楽しそう。一つ、不思議なことがあった。ごろう様の鳥としての鳴き声はお迎えした当初から普通のオカメインコと違うトーンであった。我が家にいたセキセイインコの鳴き声が影響したのかと思っていたが、セキセイインコとも微妙に違う。ある時、ごろう様が鳴いているのかとおもっていくと、ハツカちゃんが鳴いていた。そう、ハツカちゃんとごろう様は同じ謎の鳥の声で遠吠えするのである。ハツカちゃんは多種類のインコの中でこの数年間もまれてきたので、どうしてこのようなトーンの声を身につけるようになったのかやはり分からない。

 でも、ごろう様とハツカちゃんが同じ声なのは二羽の間に見えない絆があるようで、ハツカちゃんが昔からうちにくんるのが決まっていたようで、ちょっといい話である。

ごろう様、みさおちゃん、ハツカちゃんがいつまでもいつまでも元気で、長生きしますよに。セキセイズ、とにかく長生きしてくれ。

 ツバサの里親制度の紹介とフローチャートがここにあります。


 ★ 今日のオカメグッズ ★

  近所のハワイアンのお店でうっていたタイ製スツールです。しかし、お店の人は日本製といってました。結局どこの会社かわかりませんでした。

オカメ椅子

 


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