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この11月15日をもってごろう様は数えで十八才となった。 冒頭の写真は11月12日のごろう様のご真影です。
11月になると、晴天の土日の神社の境内には七五三の親子づれが目に付く。この七五三はおそらくは乳幼児死亡率の高かった昔、ここまで育ったらもう簡単に死なないという安定した年になった子供のお祝いであった。
我が家の愛鳥も最初の1年は体が弱く、最初の3年は体重が増えず、好き嫌いも多く、気が抜けなかった。しかし、七歳を過ぎる頃には体重は順調にふえ、好き嫌いもなくなり、食欲不振や下痢などに悩むこともなくなった。
なので、オカメインコにも七五三があれば、私は全力でお祝いしたところである。このご時世インコの七五三もイベント化したら結構需要があるのではないか。
ごろうさまの近況である。今年は例年になく換羽が派手で、五月と九月の二度にわたり大量に羽が生え替わった。とくに九月の換羽はとさかのボリュームもなくなり、かなり体力を費やしたものと思われるが、日記をみると9月の17日にはほぼ換羽が一巡した。
しかし、10月4日の朝、いつもはするはずの朝鳴きが聞こえない。曇りの日や水浴びをしている日は朝鳴きをしないので、最初はあまり心配せずに小鳥部屋の戸をあけた。すると、何かが違う。いつもならすぐにカゴから出してと側によってくるのに、後を振り向くだけで、降りてこない。おかしい。みると朝ごはんも食べていない。
そこで非常事態のプロトコールを粛々と実行し始める。具体的にはラフィーバ社の病鳥用フォーミュラをごはんにのせ少量でもごはんを口にすれば体力が戻るようにする。さらに部屋を暖かくし、御嶽山神社の延命地蔵尊に願掛けにいく。最後のお参りは結構重要で、御利益云々よりも、何かしていないと不安によって押しつぶされる弱い飼い主の心を支えるのである。 そのかいあってか、同日夕方には食欲も戻り、いつものように夕鳴きをしてくれ、翌朝はいつもと同じように朝鳴きをしてくれた。
18年間毎日愛鳥をストーキングし、普段から朝鳴き夕なき、食欲、足と鼻の色ツヤ、表情などを把握していたため、少しでも変化があると、早いうちに気づくことができる。早く気づけば対処も早くでき、深刻な事態に陥る可能性を減らすことができる。みなさんも、可能な限り愛鳥と長く一緒にくらしたいのなら、毎日のチェックを行いましょう。
おかげ様で今日もごろう様は元気です。
さて、恒例の「私のとっておきインコグッズ」。まずはインコ・マトリョーシカ。マトリョーシカはロシアの民芸品で、本来は女の子の人形を入れ子細工にするのですが、「横浜小鳥の作品展」で手に入れたインコマトリョーシカは、どこまで開いてもオカメインコがでてくるのです(笑)。あらカワイイ。
お次にご紹介しますのは、老舗薫玉堂の作品でございます。薫玉堂は京都西本願寺前に、1594年からあるお香の店であり、11月吉日、香道の紹介をするため私はゼミ生をひきつれてこのお店にはいったのでした。
生徒に、「先生、ここにオカメインコがいますよ」と言われ、見ると、確かに京縮緬でつくられたオカメインコがががが。
そのカワイイ背中は袋状になっていて、ここに希望するお香を入れると、置きにおい袋になるのである。中にいれるお香には五つの選択肢があり、私はその中から鳥に関係する名前なので「羽衣」を選んだ。今、これがおかれた部屋の中にいるのだが、自然な香りに部屋が満たされて、ぜんぜんうるさい感じがしない。7000いくらと結構なお値段であるが、価値ある逸品どすえ。京都にお越しの際は是非西本願寺前、薫玉堂にて伝統の技をお求めください。
それでは、みなさまと皆様のオカメインコちゃんに今日も幸せが訪れますように。
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