まりりんに会いたい!

99年冬コミ・レポート

(1999年12月24〜26日 in 東京ビックサイト)



インコサークルの集う東1のI列ってってもわかんないよね。

 なにをかくそう、イシハマはコミケなるものに行ったことがなかった。高校生の頃、友達が晴海詣で (この開催地で年バレ) をしていたのは知っていたが、絵心のないわたくしにとっては縁遠い世界であった。しか〜し、今回まりりんFAN CLUBなるものを勝手にたちあげた以上、育ての親狭霧家嬢が御出御あそばされるコミケに、知らぬ存ぜぬでとおすわけにもいかない。絶好の取材機会到来だからね。そこで、イシハマ、急遽オタク・デビューとあいなったのである。まず、指示に従いコミケットカタログなるものを購入。これがまた細かい注意がうだうだ連発されていて、はじめてのものにはなにやら無法者が集うダウンタウンにいくような緊張感をもたらす。それに、アニメもゲームもやらんわたしには、そもそもアニパロ、獣メカ、デジモンなどいわれても「ああはやりものの四文字熟語?」ってなもんである。「大丈夫なのかイシハマ、これで取材になるのかイシハマ!」

 地図が読めないわたしは(東1のA39でどーして迷う?) 早速エロエロサークルの渦に巻き込まれて迷い、呆然。なんやこのエロマンガは。この恥ずかしい呼び込みは・・・・。ああ、オタクってみんな脂性でデブでチビでメガネかと思っていたら、あんなフツーそうな人までこんなエロスペースに並んでいるわ。世の中ってわからない・・・。ああ、でも意外に年齢層がひろい。わたくしだって浮いてないわ?
「あんなリュックをしょったオジサンもいるじゃな〜い。」ってありゃ〜、つい先日あったばかりのCAPの店長だよ。買い付けかい、あのリュックは。

 やっとのことで、まりりんのスペースKKC (経済革命同友会の略←ウソ) に到着! 
ああ、まりりんがいるわ、夢にまでみた最新刊だわ、とゆうことで、働き者9』『のんき者2をよろしくね! (タイトルをクリックしてくれたら紹介文にとぶよ! )メールのやりとりはしていたものの、生でおあいするのは始めての狭霧家嬢は、突然の来訪にもいやな顔一つせず歓待してくださいました。すいません。そこで、今まで気になっていたことをいろいろ質問させて頂きました。

 まず、狭霧家嬢によるペンネームの由来の話。狭霧家氏によると、むかし、友達同士で『やじきた学園道中記』の登場人物を順番にペンネームにつけたところ、彼女にたまたま「狭霧」があたり、それに落語家をきどって (だったっけ? 昨日のことだけどもう忘れている。ははは) 「家」をつけたとか。次に、まりりん近況。お風邪をおめしになっているようで、家をあけるのがとても心配だそう。風邪といってもお鼻がつまっているだけだそうですが。次に、まりりんマンガの発行元MEIWAノート事務局の歴史について。もともとアニパロサークルで、インコ本をだしたのは昭和最後の年のこと。当時の同人界にはインコを擬人化したようなマンガはあったが、うちの子かわいいって動機で書かれたまりりん本のようなマンガはまったくなかったそう。じゃあつまり、本事務局はインコサークルの老舗ということですか。ははーっ。そいでもって、やはりコミケに出店されていた「あにまるめいと」さんがつぎに古くて平成2年にインコ本をだしはじめたそう。あと、ここ三〜四年で、インコ・サークルはどどっと増えたのだそうです。コミケの歴史と同人の世界は奧が深く、今日はじめてコミケにきたイシハマにはとても理解の及ぶところではない。

 狭霧家嬢はとてもきさくな方で、はじめてのコミケに面食らうワタシのために他のインコサークルまわりにまでついてきてくれました。今年はカウントダウンイベントの余波 (ダッパーン) で、全ジャンル半分にまで減らされたそうで、本来ならペットサークルはもっとあるそう。しかし、コミケはじめてのワタシはもとの規模を知らないので、それでも結構多いなと思う。

まわった感じでは、わたしのおすすめはかじりんぼうハウスいんこ家さんのまんが、あと、グッズでは、右の写真のインコ人形。とか、プラスチック粘土のインコバッヂ、もちろん一番のオススメはまりりんFAX用紙だねっ(いやマジで)

 わたしは体力も気力もないので最終日の終わり近くに入場し、閉場とともに帰った。当然、帰りのゆりかもめはコミケ帰りのオタクで満杯。途中のお台場からのってきた家族連れとかは当然座れない。小さい子供は「座ってお外見る〜」とかだだをこねてわめきだすが、席にすわったオタクはにらみつけるか、寝たふりするだけって、そりゃワタシのことかい。こっちはインコサークルで三時間半も立ち話して足がむくんでんだよっ! と相変わらず成長のないイシハマ・レポートでした。