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ナレーション :この夏、母は仕事上の人間関係に疲れた神経を休めるため、瀬戸内海に浮かぶ周防大島に向かった。民俗学者宮本常一の故郷でもあるこの島は、美しい自然と数々の伝説に彩られている。
ごろうちゃん: 「母がこの島でお刺身をたべたり泳いだりしている間、ぼくは東京にほったらかし。その上、許せないことに、母はこの地で別のオカメインコと浮気をしたのだ!」
母: 「ちょっ待て! 何が浮気じゃ! たまたま伺ったお寺にいたルチノーのチャーリー君とお話しただけっつーの。まあ、誤解のないように説明しますとね、お寺の入り口に立っていますとね、"ヒューヒュー" という例の語尾下がりの寂しげなオカメインコの鳴き声がしたわけ。そこで方丈様に「オカメインコがいるんですか?」とお聞きしたら、方丈様がつれてきてくれたのが、チャーリー君だったの。折しも旅先でオカメインコの禁断症状がでていたところだったので、駕篭にはりついて口笛吹いたり、頭カキカキしたりしていたら、これが人見知りしない子でね、かわいーの。」
ごろうちゃん:「あっ、そう」
母: 「するとね、方丈様が「折角お見えになったのだから」とおっしゃって、チャーリー君を駕篭から出してくれたの。そしたら、チャーリーは真っ先に私のところに飛んできてね、あっ、他に人がいたのによ? それでおしゃべりするし、頭もかかせてくれるし、ルチノーなのに鶏冠の下にはハゲもないの。ベリプリキュート!!!! 」
ごろうちゃん: 「ふんっ。お寺の鳥なのに洋モノの名前がついているなんて、ロクなもんじゃないね。」
母: 「あら、洋ものじゃないのよ。名付け親が浜田さんっていう方でね・・・」
ごろうちゃん:「チャーリー浜かいっ! 」
大島点景↓
「ふんっ! 」↓
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