08年冬コミ報告

「歴史的円高をものともしない外国人たち」

(2008年12月30日 in 東京ビックサイト)

 
今回はデジカメを忘れてしまったので写真はすべてイメージです(笑)

  九月、リーマンブラザースが破綻して、世界中に金融危機が広がった。
 そして上がり続ける円。
 日本を代表する会社はみな為替差損で大赤字に転落。日本は空前の大不況へ。
昔アメリカがくしゃみしたら日本は風邪をひく、といってたが、

今アメリカが死にかかっているが、じゃあ日本はもう死んでいるのか(北斗の拳かっ)?

 
といってても仕方ないので円高を享受しようと前向きに考える。
 そうだ、外国製品を買うに限る。あんな全集もこんな全集もみんな格安になっている。

 だって円つよいもーん。

 でもちょっと待て。飛行機代と宿泊費と郵送料をかけたら結構微妙。
 もんもんと悩んでいる自分を尻目に、とあるニュースの特集でケッサクなものを見た。

 それは労働者の街にある一泊2500円くらいのビジネスホテルが、暮れから正月にかけて外人の予約で満杯、ということ。

 こんな円高で、買い物も滞在費も高くつくのに日本にくる外人なんかいないだろうなー、そう思っていた矢先である。その外人は何しにきているかというと

 「コミケですよ」

そういうわけで本日のテーマは「コミケ参加の外国人」に決定。

  しかし例によって閉場間際で時間もないので、まず、まりりんのサークルへ。今回は狭霧家センセは一身上のご都合でお会いできず。

まりりんの新刊は「もしもしの王様」(←書評はここくりっく)。
二十歳をすぎてまりりんはいよいよぴっちぴち。かわいいですよ〜。

 モウト先生によると今回は飛行場に向かう途中雪でJRがとまり、バスかタクシーに乗り換えようとしても高速も閉鎖。離陸時間に間に合わないので旅行会社に電話したら遅延証明書をだしてもらえば、次の空いた便に乗れるという。で飛行場につくと、

 

飛行機も雪で飛んでなかった(笑)。

 長い冬コミ体験の中でも悪天候の交通トラブルに、行き見舞われたのはこれが初めてらしい。

 異常気象は進んでいる。

 
さて、当初の予定通り外国人観光客を探す。
 いたいた、はい、

「どこから、いらっしゃいましたか」
外人「アメリカのカリフォルニアです」
「冬コミのレポート書くのに、写真いいですか」
外人「いいですよ」

日本語ペラペラなようなので、

「日本の漫画は好きですか」と聞いてみると
外人「いいや」
「じゃあなんでここにいるんですか」

外人「激しいオタクを見に来ました」(原文ママ)

 というわけで、ホンモノの外国人のオタクには会えませんでした。

ちなみに、翌日近所の神社にいくと、コミケ帰りの台湾人のオトコ集団六人が観光に来ていた。
そいえばアジアの人だと日本人と区別つかないね。