07年夏コミ報告

「まりりんに伺う猛暑対策」

(2007年8月19日 in 東京ビックサイト)

 この夏はいつもにまして暑い。埼玉と岐阜で観測史上最高気温が更新された。
 地球温暖化に対して有効な対策をとらないこの社会にあって、夏の非常識な熱さはこれからも続くと思われるので、今回の取材テーマはお鳥様の猛暑対策とする。

  まりりんのサークルMEIWAノート事務局につく。
  今回まりりんのサークルは売り子さんがそろい踏みしていて、にぎやか。おりぼんさんも都合がついたとかできていらして、彼女の愛鳥ハイネちゃんの写真や、結婚式の写真をみせていただく。最近流行の写真だけの結婚式で、プロがとる写真はおりぼんさんが美人顔なのもあり、まるで広告写真のようにきれい。しかし、外国人の神父がいかにもバイトでやってますオーラをだしていてあやしい限り(ごめん)。

 さっそく、狭霧家センセにまりりんの熱さ対策について伺う。
  北海道の鳥、まりりんは子どもの頃は冷房のない生活をしていたが、最近はそうもいっていられなくなり、冷房のきいた部屋から冷気がくるお部屋で暮らしている。また、夏まっさかりの時よりも、秋になって涼しくなった頃にまりりんは体調をくずすとかで、今から秋が心配だそうである。

 次に、これまた北海道におすまいの遊楽バードパークさんのところに、うかがう。
  遊楽さんは妹さんが同名の鳥のテーマパークを運営していらっしゃり、500羽からのお鳥様たちにまみれる生活を送っている。
  彼女によると、遊楽バードパークでは熱さでお鳥様をおとしたことは一度ないそうで(さすが!)、また、よほどのことがない限り、冷房は使わないとのことで、暑い日は鳥たちに風が通るようにしているという。聞くところによると、遊楽バードパークで生まれた小鳥たちは、環境がいいためほれぼれするくらいみな丈夫だということで、
「彼らは自分で調節しますよ」とさらっと言えるのも、その自信に裏付けられてのこと。あと、温度の変化は禁物なので、冷房のきいた部屋に長くいた鳥を急に暑いとこにうつしたりはしてはならないとのこと。

 次に、オレンジホッペCHIKI CHIKIというオカメサークルにおじゃまする。オレンジホッペのシンボルマークは、お尻をこっちにむけてふりむいた姿のオカメちゃんで、お尻の穴がバッテンで描かれている。このことから、

「オカメちゃんはルチノーですか」と聞いたら、どんぴしゃりルチノーだった。

  となりのサークルCHIKI CHIKIの店長代理(真の店長はノーマルオカメインコの知己ちゃん 笑)もノーマルオカメ主であるため、

●これが店長のあみぐるみ

「ノーマルオカメインコは羽がふかふかだから、お尻の穴とか見えませんよねー。鶏冠の下にハゲもないですしねー」と同意し合う。このお二人にもお鳥様の熱さ対策を伺うと、やはり、昼も夜も冷房ゆるゆるに設定して、冷気の直接かからないところにお鳥様をおいてきているそうである。

 以上より、オカメインコの猛暑対策は、ゆるく設定した冷房の部屋におき、でも、冷房の風は直接あたらないようにするのが正解のようである。

 狭霧家センセによると、お鳥様に冷房を直接あてて失敗する例もあるということなので、温度設定とかごをおく位置にはくれぐれも気をつけた方がいいようである。

 まりりんの新刊は『やさいの王様』(500円)。レヴューはここクリック!

 そのあと蛙サークルけろけろ開運堂におじゃまする。今回新作『蛙探偵ケーロック・ホームズ』『シャーロックホームズ情報館』などを頂戴する。けろけろ開運堂はかえるサークルであるが、作者がホームズファンなため、蛙まんがもシャーロックホームズシリーズをしらないと笑いのツボがわからない。この市販の本にないマニアックなきめこまやかさが、いいと思う。今回はご主人と仲良くの参加である。

 れいによって閉場間際にきたため、このあたりで閉場をつげる、井上陽水の「夢の中へ」が会場に流れる。この音楽とともに、会場のどこからともなく拍手がわきおこるのがわりと好き。暑い中がんばった自分たちへ、そして仲間への拍手なのだろう。

 暑く、かつ、汗臭いイベントであるが、この瞬間だけは一時のさわやかな風が会場をふきぬける。