02年冬コミ=レポート

「祝!りんかい線開通!」

(2002年12月28〜30日 in 東京ビックサイト)


 明日は大晦日という十二月三十日。

 田舎に帰省する人が増えるため、電車も映画館もがらがらになり、日本有数の繁華街渋谷ですら、早じまいする店が目立つ。世間の人が、大掃除だ、お節料理だと家にこもってお正月の準備に忙しい中、暮れも正月もない人々で活況を呈する場所がある。そう、それは言わずと知れた、秋葉原電気街冬コミの会場有明ビッグサイトである。ようは、オタクの棲息地ですね。

 昔話風に言えば、おじいさん(ダンナ)は秋葉原へPC関連の買い物へ、おばあさん(私)は有明のコミケに行ってまりりん本を買うのである。

↓ 国際展示場駅(幌馬車風だと。駅校内にはアニメフラッグの波)

 

人混みの嫌いなわたしにとって今回は朗報があった。悪名高いお台場の交通事情の悪さが、りんかい線の全線開通によってモーレツによくなったのである。どれぐらいよくなったかというと、わが家から会場のビッグサイトまで、おさるの電車にのって一時間半もかかっていたのが、五十分弱でつくようになったのである。しかも、電車に乗っている時間はたったの三十分!神さまありがとう!ビバ!りんかい線!

 大井町からりんかい線に初乗車。新設のりんかい線の大井町駅は在来線の大井町駅の地下にあり、ひたすら地下へと潜らされる。これ以上ないってくらい潜り、地獄の釜のフタにつくかというくらい潜ったところでやっとホームが。すべりこんてきた車両はただの地下鉄車両だが、らくらく座れる(帰りもだった)。ゆりかもめの切符行列からも、えんえんたちんぼ乗車からも解放されたのだ!

 おかげで、国際展示場駅まで実にあっさりとついて、さっそくまりりんのスペースへ。

  今回は新刊は二冊あり。 恒例のあ○のカタチシリーズ『「あ・うん」のカタチ』(800円)『「あいそ」のカタチ』(500円)である(書評はここクリック)。その他にも、オリジナルは犬夜叉本『デモノロジー五』(400円)、『Raja・Laut1.5』(400円)、『rikun mosir』(500円)、などとセンセの新刊目白押し。

 今回はレギュラーメンバーの売り子さんが二人、年末でお仕事がはいって参加できなかったため、ネット主人さん従業員1さんという新キャラ二名がヘルプで売り子さんに加わっている。従業員1さんは見事に着物をきこなされていて、その帯留めと巾着はやっぱりトリ模様。ちなみに写真にうつっているバンドエイド指は狭霧やセンセの指です。今回初日に本が崩れて生爪をはがして流血さわぎとなった名残です。おりぼんさんはあいもかわらずオシャレ。インゲボルグをジーパンにあわせて、スレンダーなお体をひきたたせ、麗しい鎖骨で着こなしておられます。

 Mさんはインフルエンザで高熱ありとのことだが、ゼンゼン普通に見える。一年にたった二回しかないコミケ。したがって、ここには病気になろうが、怪我をしようが、子供ができようが、死にかけていようが、這ってでもこようとする人は多い。ということは、この会場には風邪菌や○×菌がウヨウヨ・・・・・。

 インコサークルをざっとみてまわって、目にとまったノーマルオカメのフィギュア(1500円)を購入。かわいい。まっずいチョコエッグの中にもプリティなオカメフィギュアはあるが、あのフィギュアはパーツ組み立てだし、何より当たるまで、あのまずいチョコエッグを食べ続けなければならない。しかし、このフイギュアは一体一体を二時間かけて手作業でつくった一点もので継ぎ目なし。オカメインコ神社のご神体にできる程かわいい。

 インコ本は現在26才になるオカメインコを扱った『長寿』という本をかった。これは内容ではなく、何をどうしたらオカメインコを26才まで元気に長生きさせられるのかその秘密を解読するため。コミケにおいては、じつは本を買う、グッズを買う以外に、この同好の士の間での情報収集が重要な要素を占める。しかし、残念ながらこのご長寿インコの飼い主様は今日はお見えではなかった。いつかその秘密を聞き出さねば・・・・。