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この夏、迷いアザラシが出現し、東京圏の川をさまよっていることはみなさんご存じの通り(最近不明だが生きているのか)。彼は発見地の多摩川にちなんで「タマちゃん」と呼ばれ、不況にあってリストラされたお父さんや、疲れた子供たちに癒しを与えている。実はこのタマちゃんが最初に発見された地点はわが家のすぐ近く。毎日毎日増え続ける見物客に、いかに多くの人が疲れているかを実感。
この騒動で気が付いたのが、タマちゃんと我が家の愛息子ごろうちゃんの共通点。両者ともに真っ黒い瞳。無邪気。人好き。ちなみに、ごろうにくるメールも「ごろうちゃんに癒されています」との内容ばかり。
どうして、タマちゃんやごろうはこんなに人の心をつかむのか。
彼等は、人が便利な都市生活と引き替えに失ったもの、自然・無垢・純真・無邪気・人生を楽しむこと、などなどを思い出させてくれる。人は地上に属する生き物であるが、タマちゃんは本来は海(地下)、ごろうは空(天)に属している。我々はいま現世にほとほと疲れているから、異界(地下・天)に逃れたい。そこで、異界から人好きの妖精がやってくると、ついついひきつけられてしまうのだ。
*わたしはタマちゃんは早いとこ、北の海にお返しした方がいいと思うのですが、関係者はゼンゼンそうは思ってらっしゃらないようで。扇マッダーム国土交通相のコメント「そうはいっても、天然ですからねえ。」多摩川や鶴見川のどこが天然じゃ!
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