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ごろう様監視システム


 12月20日の夜、なんとなくごろう様のアンヨのツヤがよくないなと思っていたが、翌月曜日、朝鳴きもしないし、ごはんも食べていない。七年前に、胃腸炎を起こして四日間食事を食べなかった時の恐怖が蘇る。

 即座に、かごにお戻り戴いて、柔らかくて消化のいいゆでた枝豆、焼き芋、キャベツ、病鳥用フォーミュラなどをかごにいれる。そして、ダンナ様が何年か前の自分の誕生日にプレゼントしてくれた、「24時間ごろう様監視システム」を作動させる。  そう、ごろう様の前にカメラをおき、一挙手一投足を一階のパソコンから見張るのである。

手乗りの鳥は病気でも人間と遊びたがる。また、手乗りの鳥に執着する私のような飼い主がなんども籠を覗くことが鳥をさらに弱めるため、その悪循環を防ぐシステムである。  食い入るようにモニター画面をみていると、やがて、キャベツやフォーミュラを食べている姿が確認できた。くしゃみを連続でしているので何らかのウイルスであろうが、すぐにごはんを食べ始めたのなら七年前ほど深刻ではない(七年前は四日間食べなかった とほほ)。

ごろう様の食欲はその日の夕方には復旧した。しかし、念のため翌日駅前の小鳥の病院にごろう様をおつれする。フンチの検査では異常なし。しかし、センセイの一言にスメール山で殴られたかのような衝撃を受ける。

  センセイ「ずいぶん体格がいいねえ。こういうふうなお腹の形をしたオカメインコは成人病になりやすくて突然●するんだよね。頭の隅においといてね。」

何を頭の隅においとけというのか!!!!!  
冗談じゃねえ!!!!
 ごろう様の内蔵脂肪をとにかく今すぐ何とかせねば。
 ひまわりの種や麻の実といった脂肪分の多い穀物はもともと彼は好きでないのであげていない。だいたいが東急渋谷店ペットショップのブレンドごはんとソバの実に、とりどりの黄緑色野菜である。サプリは北海道のオカメインコの教祖様からお送り戴いたダチョウの塩土と鳥の食用墨。可能な限り健康的な食生活である。

 従ってメタボの原因はたぶん、毎日毎日、上げ膳据え膳、乳母日傘で、なめまわすように猫かわいがりし、秘密基地でグウスカ寝ることを奨励したことであろう。  戦犯は自分かああああ。とにかく今すぐごろう様のダイエット作戦を開始することとする。ちなみに、そのために英文サイトの翻訳をしましたので、興味のある方はこちらに飛んでみてください。

  というわけで取り込んでおり、クリスマスも暮れも消し飛びましたが、みなさまのオカメちゃんが来年も幸せであるようにお祈りしています。



 

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