狭霧家嬢・Gモウト嬢 共著本

『正覚招来』

(発行日:1993/8/15, 67p., 在庫切れ)

 まりりん五歳の頃の作品。このうち32ページがまりりん本。商業本『まりりん日記』とは2ページのダブリ。狭霧家嬢の家では無法者の母上がまりりんに人間のごはんを与えてしまうので、まりりんはおみそ汁とかも口にしてしまうのだが、これが不味い時のまりりんの表情が24Pにあって笑える。いたずらをするとき、あさっての方角をみながら近づいていくのってうちのごろうもやるからよく分かる (p.46)。とにかく、オカメは知能が高い。

『Anniversary』

(発行日:1994/8/7, 64p., 定価680円)

 MEIWAノート発行の本が100冊になった記念(anniversary) に発行されたもの。このうち26ページがまりりん本。商業本『まりりん日記』とは2ページダブリ。本書には元来アニパロ・サークルだったMEIWAノートがインコ本をだした当初の経緯が記されている。インコ本をだすとき狭霧家嬢とモウト嬢は神社にお払いにいくことを恒例としているそうだが、神の力かどうかしらんが、元来アニパロ・サークルだったMEIWAノートがいんこ本のファンの声に押されていく歴史が楽しい (p.13)。←当人達は困惑している。

『おこりんぼさん・えばりんぼさん』

(発行日:1994/12/29, 58p., 定価680円)

このうち22ページがまりりん本。商業本『まりりん日記』とは4ページダブリ。狭霧家嬢は本書の序文でもそうなのだが過去のバックナンバーを宣伝する時「どの本も似たりよったりだよ〜ん」とか「内容は変わりませんが(笑)」とか言っているが、これは伝統という前向きな捉え方をしたい。変に小鳥を擬人化しないこと、あたりまえの生活を書くことに彼女の気っ風というものを感じるのは私だけではないだろう。奥書の編集後記に記された狭霧家嬢の母上のものすごさは笑える。

『なつのあいどる』

(発行日:1995/8/18, 54p., 定価680円)

 このうち22ページがまりりん本。商業本『まりりん日記』とは裏表紙を含めれば2ページがダブリ。モウト嬢が引っ越しをして、狭霧家嬢がその一室を仕事場とするようになってからの一作。まりりんのノーマル・グレーならではの可愛さが連呼されている。暗闇で顔だけ浮かびあがるとか (笑)。だったらトーンを貼ってやれよと外野は思うが、「面倒臭い」という作者のシンプルな理由から、まりは今日も白オカメなのであった。

『なつのあいどるふたたび』

(発行日:1996/8/3, 42p., 在庫切れ)

 このうち13ページがまりりん本。商業本『まりりん日記』とは1ページがダブリ。裏表紙の「親父鳥シリーズ」(まりりんが親父化する時の名)は個人的にとても好き。まりりんは特に女の人にしかなつかないから、このスカートの中とか足とかを好む親父的な生態は、本当にありそうでおかしい。ちなみに、うちのごろうは男女関係なし。誰にでもなつきます。

『あはは・うふふ』

(発行日:1996/12/28, 42p., 定価680円) 

 このうち17ページがまりりん本。商業本『まりりん日記』とは2ページがダブリ。題名は仲良しのインコ二羽がいちゃいちゃしている様をまんまつけたもの。この他にもインコを飼う際の注意マンガは後に書き直されて商業誌でもお披露目された。中でも、窓にカーテンをつける、このアドヴァイスでおそらく日本中かなりのオカメ飼が愛鳥との悲しい別れを経験せずにすんだのではないか。まりりん本にはオカメ飼の啓蒙書という役割もあるって知ってた?

『かわいいのが仕事』

(発行日:1997/8/16, 42p., 定価680円) 

 このうち16ページがまりりん本。商業本とは一切ダブリなし! この題名は「働きもの」シリーズの表題の種明かし本となっている。ちなみにこの巻からモウト嬢が白オカメびっととまっぷと暮らしだしたので、この本は完璧なオカメ本となった。32pにある狭霧家嬢とまりりんの会話はわたしが毎日考えていることで、たぶんオカメを飼っている人みなが直面しているジレンマだと思う。でも、最後にまりりんが「よろしい」と言ってくれるともう人生投げてもいいやって気になりますわな。

『甘え上手さん』

(発行日:1998/8/15, 42p., 定価680円) 

このうち16ページがまりりん本。商業本とは一切ダブリなし! インコ本十周年記念の年にだされた準記念本。まりりんがこっそりいたずらをするのが好き(p.10 p.17)、とあったが、うちのごろうは用意してすすめたものでも「ありがとよ」ってなもんで破壊しだすので、同じノーマルオカメといえども個体差は侮りがたい。

『生涯一ピチピチ』

(発行日:1997/12/28, 42p., 定価680円) 

このうち17ページがまりりん本。商業本とは一切ダブリなし! 内扉にハナをたらしたまりりんのお姿があるのがこれまた可愛い。裏表紙でしっかりモウト嬢の白オカメとノーマルオカメのまりりんを比べて、ノーマルの可愛さを強調しているところが、わたしもよくやる親バカで好き。但し、これをやると白オカメ飼いの友達がいなくなるんだよね。

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