記 念 本

『まりりんの全快日記』

(発行日:1993/12/29, 50p., 定価680円)

 商業本とは一切ダブリなし! 筆者もイ・チ・オ・シ。これは1993年にまりりんが足を骨折してから全快するまでの記録。まりりんの保護者である狭霧家嬢の苦悩がよく描けたマンガです。特にまりりんが怪我をした晩にまりりんが「世界中の不幸と苦しみは私のもの」(p.13)といいながら横たわっている姿はいたたまれない、翌日職場を早退する狭霧家嬢が、「帰らせてくれないならこの場で辞表をだします」(p.15)っていう心構えも本当によくわかる。全身で看病する狭霧家嬢と治ろうとするまりりんの美しい記録です。

『快哉』

(発行日:1998/8/115, 122p., 在庫切れ)

 インコ本出版十周年を記念した本。読者参加型の形式をとり、狭霧家嬢とまりりんを囲むほのぼのとした人の輪が楽しめる。特に、わたしが興味深かったのは、PBFDのコバタンと暮らす田中さんの作品。ふかふかだったコバちゃんの羽毛がどんどん劣化するのに何軒獣医をまわっても「毛引き」と言われるのみ。最後にいきついたI先生のところで鳥のエイズとも言われるPBFDと判明。家族中で強制給餌などの看護をして死地から救ったという内容。インコを見られる獣医がこんなに少ないのかということと、ここまで根性の座った看護ができる日本人がでたかという二重の意味での感銘を受けた。右の絵は、まりりんに男性ホルモンが出過ぎてグレーが濃くなって月代ができたの図。

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